Microsoftは2月13日(現地時間)、Windows 11向け更新プログラム「KB5034765」をリリースした。この更新プログラムにおける主な変更点としては、Copilot in Windows(プレビュー版)のアイコンの位置がタスクバーの右端に移動して、より直感的にアクセスできるようになったことが挙げられている。その他、ナレーターの音声が自然言語を使用している場合に低速になる問題や、コントローラー アクセサリを使用している場合にexplorer.exeが停止する問題など、複数の既知の問題に対する修正も含まれている。
Copilotのアイコン位置の変更
現在プレビュー版として提供されているAIアシスタント「Copilot in Windows」を有効にしている場合、これまではタスクバーの中央付近にあるアイコンをクリックすることでCopilotのウィンドウを表示させていた。しかし、Copilotのウィンドウはデスクトップ右端にサイドバーとして表示されるため、アイコンがタスクバーの中央付近にあるのは直感的とは言えなかった。
KB5034765を適用した場合、Copilotのアイコンはタスクバーの右端に表示されるようになる。もともとは、タスクバーの右端のエリアには「デスクトップを表示」のアクションが割り当てられていたが、これがCopilotアイコンに置き換えられた形になる。
「デスクトップを表示」の機能を再び有効にしたい場合は、[設定]→[個人用設定]→[タスク バー]の「タスク バーの動作」の設定で、「デスクトップを表示するには、タスク バーの隅を選択します」にチェックを入れればよい。その場合、Copilotのアイコンの右側のエリアをクリックすると、デスクトップが表示されるようになる。
KB5034765のその他の変更点
KB5034765におけるその他の主な変更点としては、以下がある。
- ナレーターの音声が自然言語を使用している場合に低速になる問題を修正
- コントローラー アクセサリが接続されているPCを再起動またはシャットダウンした場合にexplorer.exeが停止する問題を修正
- Windows メタデータをHTTPS経由またはインターネット サービス(WMIS)からダウンロードする場合の安全性が向上
加えて、KB5034765には2024年1月23日にリリースされた更新プログラム「KB5034204」における修正も含まれている。KB5034204については次のリリースノートに詳しくまとめられている。