LINEヤフー、第3四半期のショッピング取扱高4.6%減の1.2兆円 「ヤフーショッピング」は回復傾向

LINEヤフーの2023年4ー12月期(第3四半期)のコマース事業の売上高は、前年同期比1.7%増の6115億円だった。グループ会社のアスクルとZOZOの増収が売上高の増加につながった。

 

「ヤフーショッピング」や「LINEギフト」などの国内ショッピング取扱高も回復傾向にある。2023年4ー12月期の国内ショッピング取扱高は、同4.6%減の1兆2425億円だった。

秀誠上級執行役員コマースカンパニーCEOは「当社として、一昨年からマーケティングにおけるコスト最適化を推し進めてきた。それが現在一巡し、回復傾向にある」と説明する。

現在の「ヤフーショッピング」の流通額は、前年同期と比べて、横ばい、微増で推移しているという。

 

「今後は1桁増、できれば2桁増の成長を目指していきたい」(秀上級執行役員コマースカンパニーCEO)と展望を話す。

<LYPプレミアムの連携数は順調>

LYPプレミアムのアカウント連携数も順調に拡大している。2024年1月時点における「LINE」と「ヤフージャパン」のアカウント連携数は、2322万件になった。

 

入会数の日次平均は、以前提供していた「ヤフープレミアム」の2倍超に増加した。提供を開始した2023年11月29日から2024年1月31日までの日次平均数は6902件となった。

 

LYPプレミアムの会員数の増加は「ヤフーショッピング」の流通額拡大につながる可能性がある。

 

今後は「新規登録ユーザー向けキャンペーンやマスマーケティングを行い、会員獲得を行っていく」(坂上亮介上級執行役員CFO)と話す。