横浜市は2月5日、アルファメディア、余白文化、フォーカスシステムズ、ワイイーシーソリューションズの4社と協定を締結し、「ICTを活用した子ども見守りサービス」の実証実験を実施することを発表した。各社が保育所とそれぞれ4製品の実証実験を行う。
実証実験の概要
今回行われる実証実験は、保育所などにおける園外活動時に子どもの置き去りなどの事故を防止するサービスの開発に向けた取り組みで、横浜市が運営する「YOKOHAMA Hack!」およびIoTやAIを活用したビジネス創出支援を通じて実施される。
実証実験では園から公園へ徒歩(またはカート)で移動し、園児の活動中に機器の装着感や使用感などを検証し、製品開発・改善に活かすという。移動時間を含み1.5時間~2時間程度の予定としている。
各社の行う実証実験
各社が行う実証実験の概要は以下の通り。
アルファメディアがビブスを用いて装着するBLEタグ(近くにある物を無線でつなげるBluetoothの1つ)を使用した検証を行い、余白文化がマグネットで服などに挟んで装着するGPS発信機を使用する検証を行う。またフォーカスシステムズは帽子や名札バッチを用いて装着するBLEタグの検証、ワイイーシーソリューションズはクリップなどを用いて帽子や衣服に装着するBLEタグを活用した検証を行う。
なお、同実証のスケジュールとしては、2月中にプロトタイプによる実証実験を実施し、3月に実証実験を終了させ効果検証を行い、4月以降に各企業において製品化を進めるという。