パナソニック コネクトは2月5日、プロジェクターを使った大規模な映像演出システムの監視・調整を遠隔で行うクラウド型「リモートマネージドサービス」を発表した。3月より提供を開始する。価格はオープン。
「リモートマネージドサービス」概要
クラウド型「リモートマネージドサービス」は、プロジェクターの設置・運用時に映像のズレを自動で補正する「映像調整サービス」、データ分析に基づいて最適なメンテナンス時期を提案する「メンテナンス コンサルティングサービス」、リアルタイム監視や迅速な初期対応をサポートする「モニタリングサービス」により、管理工数削減と高品質な映像演出を両立させるクラウド型ソリューション。
「映像調整サービス」は、一体感あるマルチスクリーン映像を自動で維持できるサービス。対応カメラ(別売)との連携により、振動等で生じる映像位置のズレをリアルタイムで補正。オンサイト対応の手間が省け、担当者の負担を減らしつつ没入感あふれる演出を実現できるとしている。
「メンテナンス コンサルティングサービス」は、一定の映像品質を維持しつつ長期的な運用を可能にするため、現場ごとに最適なメンテナンス計画を提案するサービス。輝度劣化情報に基づいた分析を行い、使用状況に適したメンテナンス時期を算出する。複数台のメンテナンスを一度に集約でき、演出の運休機会やリプレイスにかかる手間・コストを削減できる。
「モニタリングサービス」は、プロジェクターの状態をPCやモバイル端末からリアルタイムに監視可能。オプションとして、プロジェクターからのエラー情報をもとに、同社の中央監視センターが担当者に電話でアドバイスやサポートを提供する「監視代行サービス」も用意される。LANやモバイル回線の両方で接続可能なため、屋外イベントにも適する。