HACARUSは1月22日、ヴィスコ・テクノロジーズと技術連携し、製造業における検査の自動化推進に向けて共同で取り組んでいくことを発表した。

両社は、製造業の人材不足の課題解決のため、人間が行う目視検査を再現し、製造工程検査の自動化に取り組んでいる。例えば、ヴィスコが提供する画像処理検査装置「VTV-9000シリーズ」は、すでに70以上の検査ツールを搭載し、あらゆる工業製品の検査用途に対応できる汎用性、特定の分野に適合する高い専門性を兼ね備えているという。

今回の取り組みでは、このヴィスコのVTV-9000シリーズに、HACARUSのAI外観検査ソフトウェアである「HACARUS Check AIソフトウェア」をアドオンすることとなる。これにより顧客はHACARUSのライセンスを購入するとすぐにVTV-9000シリーズ上にてHACARUS Check AIの使用ができるようになり、スムーズにAI外観検査を立ち上げることが可能になるという。

なお、VTV-9000コントローラー内で検査(AIの推論)が可能になるため、顧客自身でAIの性能を検証し、調整しながら実際の検査への適用可否を判断することができる特徴があると両社では説明しているほか、今後は展示会、セミナーなどのマーケティング活動も共同で行っていくことで、顧客の検査ニーズに応じた最適なシステムの提案力を向上させていきたいとしている。

  • VTV−9000(左)とHACARUS Check AIソフトウェアアドオンUI(右)

    VTV−9000(左)とHACARUS Check AIソフトウェアアドオンUI(右)(出所:HACARUS)