ファッションブランド「ファクトリエ」、能登半島地震へ「着る支援」 2つのチャリティプロジェクト始動

ライフスタイルアクセントは1月5日、ファッションブランド「ファクトリエ」において、ものづくりを通じた支援プロジェクト「令和6年能登半島地震 チャリティプロジェクト」を開始した。「ファクトリエポイント」で募金できる専用ページを開設するとともに、石川県旗色のブルーと日の丸で製作したタグをあしらったチャリティTTシャツの販売を開始した。

ライフスタイルアクセントの運営する「ファクトリエ」は、メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド。このほど、令和6年能登半島地震を受け、ものづくりを通じた支援プロジェクト「令和6年能登半島地震 チャリティプロジェクト」を開始した。

北信越地方には、「ファクトリエ」の提携工場が多数あり、今回の地震により大きく被災した工場もあるという。2016年に「ファクトリエ」が本社を置く熊本で発生した大地震では多くの人から支援を受けたとし、被災地の1日も早い復興を願い、少しでも何か支援を行いたいという想いで、ものづくりを通じた支援プロジェクトの実施に至ったとしている。

▲提携工場でも甚大な被害

チャリティープロジェクトは、独自ポイントの残高による寄附と、チャリティTシャツの販売の2つ。ポイント残高による寄附では、「ファクトリエ」会員が所有する「ファクトリエポイント」を1ポイント=1円として募金できる専用ページを開設した。「ファクトリエ」会員は、会員専用マイページから寄附ページに進むことができる。

▲ポイントで寄付を可能に

チャリティTシャツの販売では、石川県の県旗カラーであるブルーをワンポイントに取り入れたメイドインジャパンのTシャツを製作。いま日本全体が北信越地方の1日も早い復旧を願っているという想いを込めて、ブルーのタグ中央には日本の象徴”日の丸”をあしらった。その他プリントなどの装飾はなく、チャリティTシャツであっても普段使いできるデザインに仕上げた。

▲石川県の県旗カラーであるブルーをワンポイントに採用

生地を筒状に編み立てる「丸胴編み」を採用しておりボディ部分の脇に縫い目がないため、肌当たりが優しく着心地がよいのも特徴だ。素材にもひと手間加え、糸にする前のコットンに”櫛”を通すことで、毛羽を整え表面がなめらかに仕上がっている。このコットンを非常に細い糸に撚り合わせ、編み上げたシルクのような心地よさも備える。

「令和6年能登半島地震チャリティTシャツ」は、S・M・Lの3サイズ展開で価格は5500円(税込)。Tシャツ制作コストを除くすべての売上を、主に被災者への義援金としての寄付や、災害を受けた提携工場の復旧活動などに使用する。

まだまだ気持ちばかりの小さな支援だとしつつも、令和6年能登半島地震のニュースを知り、少しでも力になりたいと考え立ち上げたチャリティプロジェクトであるとし協力を呼びかけた。