レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは12月22日、AI対応ハイブリッドクラウド・プラットフォームの機能強化を発表した。同プラットフォームは、最新のThinkAgileハイパーコンバージド・ソリューションとThinkSystemサーバーで構成されており、次世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサを搭載することで、パフォーマンス、管理、効率化の各種機能を高速化しているもの。
プラットフォームの機能強化
今回拡張されたプラットフォームにより、顧客企業は既存のITアーキテクチャを活用したAIの導入が可能になる。また機能強化は、パブリック、プライベート、パーソナルの基盤モデルを通じてダイナミックなハイブリッドAIアプローチを可能にし、同社が目指す「AI for All」のビジョンの実現に寄与するという。
新登場のLenovo ThinkAgileハイブリッドクラウド・ソリューションは、同社がすでに提供しているポートフォリオに対して場所や時間を問わず、より高い演算機能と高速メモリを提供。結果として、AIパフォーマンスを強化し、クラウドの俊敏性を維持できるという。
加えて、Lenovo Professional Services for AIとTruScale as-a-serviceソリューションは、エッジ機能向けの最新の統合型ハイブリッドクラウドに、従量課金制を導入し、ビジネスの成長を迅速に支援する。これにより、顧客企業におけるITのシンプル化とAIの高速処理を可能とするそうだ。
次世代Lenovo ThinkAgileハイブリッドクラウド・ソリューションと、第5世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサ搭載のThinkSystemサーバは、インテルのAMXテクノロジーによる組み込みAIアクセラレーション機能を採用しており、最大200億件のパラメーターのモデルに対するAI推論とトレーニングをサポートしつつ、効率化も実現する。
さらに同ポートフォリオは、高度な管理機能、高い信頼性、包括的なセキュリティを備えた独自のオープン・アーキテクチャを実現しており、あらゆる規模の企業に向け、ハイブリッドマルチクラウドによる業務遂行を支援するという。