SambaNova Systemsは12月20日、ソフトバンクが構築・運用する国内最大級の生成AI開発向け計算基盤の一部にSambaNovaが手掛けるハードウェア/ソフトウェアの統合システム「DataScale」を採用したことを発表した。

  • 「DataScale」のイメージ

    「DataScale」のイメージ (出所:SambaNova Webサイト)

SambaNovaは、独自の再構成可能なデータフローアーキテクチャに基づくAI半導体から学習済みのファンデーションモデルまで、フルスタックの専用AI基盤を提供するベンチャー。今回のソフトバンクの導入に当たっては、同社の代理店であるCotofureが導入支援を担当。ファンデーションモデルの計算基盤として最適なSambaNovaのシステムを活用することで、より短期間に、コストパフォーマンスに優れたアプリ開発が出来ることが期待できるとしている。

なおソフトバンクは2023年5月に、経営理念「情報革命で人々を幸せに」の実現に向けて、デジタル社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供するという長期ビジョンを発表。それに併せて、長期ビジョンの実現に向けて、国内最大規模の生成AI開発向け計算基盤の構築を進め、運用を行っている。ソフトバンクでは今回、その計算基盤に、SambaNovaのシステムを追加することで、イノベーションのさらなる加速を目指すとしている。