JavaScriptライブラリ「React」ベースでのアプリケーション開発フレームワーク「React Native」の開発チームは現地時間12月6日、公式ブログで最新バージョン「React Native 0.73」のリリースを発表した。

React Native(公式Webサイト)

最新バージョンでは、Android 14のサポートとAndroidアプリの構築プラグイン「Android Gradle Plugin(AGP)」のバージョンを7.4.xから8.1.xにアップデート。これに伴いJavaのバージョンも17へ更新されている。AndroidのReact Nativeテンプレート開発言語をJavaからKotlinに変更、ファイルサイズが36%小さくなった。それ以外の主な変更点については以下の通り。

・標準仕様となったJavaScriptエンジン「Hermes」の機能を改善し、console.log()ですべてのログをキャプチャ、デバッガー起動前のログの閲覧か可能になった。

・Debugging Docsの機能を更新、最新情報及びReact DevToolsに関する詳細情報、ビジュアルなどが変更された。

・Node.jsの最小要件が18.xへ引きあげられた(#37709)

・テンプレート内のTypeScriptを5.0.4に、静的コード分析ツールESLintパッケージを8.38.0にアップデート(#36862)

・iOSの最小バージョンを13.4にアップデート(#36795)

・Androidアプリ画像表示ライブラリFrescoを3.0へアップグレード(#38275)

ほか重要な変更点として、メンテナンス性の向上を狙いJavaScriptコード変換ツール「Babel」関連パッケージを「Metro」からReact Nativeに再配置したことにより、2つパッケージ名称が変更されている。それぞれ、「metro-react-native-babel-preset」が「@react-native/babel-preset」に、「metro-react-native-babel-transformer」が「@react-native/metro-babel-transformer」となった。

過去数年にわたり新アーキテクチャへの刷新を計画するReact Nativeでは、v0.68でView Renderを改善するFabric、端末ネイティブ機能を同期的に呼び出すTurbo Modulesの実験的提供を開始。今回のバージョンv0.73では、従来アーキテクチャであるブリッジ経由でのネイティブ機能の呼び出しを無効化する「Bridgeless Mode」を提供し、高速化が期待される新アーキテクチャへの取り組みを進めている。詳細は、GitHubサイトのChangelogで確認できる。