ニューロベイスは11月27日、生成AIを導入したノーコード開発ツール「Jenify.ai」を発表した。日本語や英語などの自然言語を使って、対話的にアプリの設計と開発が行える独自のアプリ開発インタフェースを搭載しているという。同サービスの「プロンプトウィザード」では、自然言語を使って3ステップでアプリの設計と開発が可能。

ステップ1では、アプリの目的や要件を入力する。作成したいアプリの目的や要件を「概要プロンプト」として生成AIに入力すると、生成AIはユーザーから入力された概要プロンプトを起点に追加の質問を行う。

  • 対話的なプロンプト入力の例

    対話的なプロンプト入力の例

ステップ2では生成AIがアプリの全体設計を行い、仕様書を出力する。データ構造や画面定義、ルーティングなどのアプリの構成要素別に仕様書が「詳細プロンプト」として出力されるため、ユーザーはその内容を確認し、必要に応じて追加のプロンプト入力や修正を行う。

ステップ3で生成AIがアプリケーションを構築する。生成AIから出力されるコードは静的型付け言語であるTypeScript形式のReact / ReactNativeコンポーネントや構成ファイルなどで、ビルド時にデータ型の整合性チェックが行われる。整合性チェックでエラーが見つかった場合は生成AIによって自動的にコードが修正される仕組みが導入されているという。

なお、概要プロンプトと詳細プロンプトの入力方式はテキストのほかに、音声入力にも対応。今後は画像入力にも対応する予定だという。言語化が難しい画面デザインなどの指示も的確に行えるようになると期待できる。