JetBrainsは現地時間12月6日、JetBrains IDEで利用できるAI Assistantの一般リリースを発表した。AI Assistantはサブスクリプション有償サービスとして提供、同社の商用IDE、拡張機能等で利用できる。
同社のAI Assistantは、同社の「JetBrains AI」サービスを通して提供、利用できる主な機能は、IDE内でプロジェクトに関する情報やコード内容についての質問に回答する「AIチャット」機能、AIがコードを整理・整形する「リファクタリング」機能、効率的なコーディングをAIが予測しサポートする「コード補完」機能、報告に必要なコードのドキュメントの生成機能、変更履歴等のコミットメッセージの生成機能など。機能は、新しい「AIアクション」コンテキストメニューから簡単に利用できる仕様で、メニューには上記のコードの説明やリファクタリングの提案などの機能が一覧表示されており、コーディングの範囲、クラス、メソッド等を指定し機能を実行できる。
「JetBrains AI」サービスはOpenAIモデルと独自のモデルを活用、GoogleのCodey及びVertex AIとの統合も視野に入れ開発が進められており、近日中の公開も発表している。AI Assistantは、サブスクリプション形式で提供、プロバイダーサービスの関係で利用が制限される地域があるが、日本は対象内なので通常通り利用できる。利用できるIDEは、IntelliJ IDEA、PyCharm、PhpStorm、他同社のすべての商用IDE、ReSharperバージョン2023.3、Fleetなど。利用プランは、Pro版で月額1,000円(以下税別)、年額12,000円となっている。企業向けバージョンは、2024年にリリースを予定している。