Ethereum(イーサリアム)完全互換のパブリックチェーン「Japan Open Chain」のコンソーシアムを運営する日本ブロックチェーン基盤は11月28日、Web3開発インフラ「Bunzz」を運営するシンガポールの企業Bunzzと戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

  • 日本ブロックチェーン基盤とBunzzがパートナーシップを締結した

    日本ブロックチェーン基盤とBunzzがパートナーシップを締結した

現在はWeb3事業の社会実装が拡大しつつあり、地方自治体などもブロックチェーンの技術要素を取り入れた新規事業の立ち上げなどを活発化している。しかしまだWeb3特有のナレッジや必要技術は十分には普及しておらず、多くのプロジェクトにとってオンボーディングと実装、サービス運用のノウハウが不足しているのが課題となっている。

そこで日本ブロックチェーン基盤は、同社が手掛けるWeb3ビジネス実装支援プログラム「デベロップメント・パートナー・プログラム」と、Bunzzのエンタープライズ向けサービス「Bunzz for Enterprise」を連携する。

これにより、BunzzがWeb3の事業立ち上げフェーズのコンサルティングとシステム開発に関する技術提供を行い、日本ブロックチェーン基盤がプロジェクトの展開先チェーンを提供することで、Web3に参入したいプロジェクトをワンストップで支援する体制を構築するとのことだ。また、Japan Open ChainをBunzzのスマートコントラクトモジュールの展開先チェーンとして登録し、システム上でも連携する。