パナソニック コネクト傘下でAI(人工知能)を使った供給網管理システムを手掛ける米ブルーヨンダーは11月13日(現地時間)、物流システム開発の英ドドルの買収を完了したと発表した。買収額は非公表。

  • 米ブルーヨンダーが手掛ける供給網管理システムの画面イメージ

    米ブルーヨンダーが手掛ける供給網管理システムの画面イメージ

2014年に創業されたドドルは、ロンドンに本社を置き、米国、オーストラリア、ヨーロッパ、日本に拠点を展開している。900社を超える小売および物流顧客の販売サイトに、ファーストワンマイル(生産拠点から一次流通倉庫までの輸送)とラストワンマイル(配送センターや倉庫などから最終顧客への輸配送)を最適化し、簡素化するサービスを提供している。また、返品管理システムなども提供している。

ブルーヨンダーは同買収を通じ、手薄だったラストワンマイルや返品管理の分野の強化につなげ、持続可能で収益性の高いサプライチェーンの構築を目指す。ブルーヨンダー 最高経営責任者(CEO)のダンカン・アンゴーヴ氏は「物流とリバースロジスティクスの課題に対するドドルの独自ソリューションは、当社の既存サービスを完璧に補完するものだ」とコメントしている。