Googleがフィットネスバンドブランド「Fitbit」の販売を約30カ国で停止したという。同社幹部は「Pixelの提供地域に合わせてハードウェアポートフォリオを調整している」と回答している。

FitbitはGoogleが2021年に買収完了したフィットネスバンドメーカー。創業は2007年、フィットネスバンド分野の先駆けといえる企業で、Googleは買収時Fitbitブランドを残す意向を示していた。

Android Authority、9to5Googleなどのメディアによると、Googleは数週間前より一部の国でFitbitの販売を段階的に停止しているとのこと。販売を停止したのは韓国、香港、タイなどのアジア諸国、メキシコなど南米、エストニア、ポーランドなどの欧州など。

合計30近くの市場で購入できなくなっている。現時点では、日本、米国などの市場ではこれまで通り購入できる模様だ。Googleの幹部はAndroid Authorityに対して「われわれはハードウェアのポートフォリオをPixelが販売されている地域に合わせるため、一部の国でFitbit製品の販売を停止することにした」とコメントを出している。

既存顧客向けの顧客サポートや保証は継続、今後もソフトウェアとセキュリティアップデートを受けることができると続けている。

一方で、販売停止した国では有料サービスFitbit Premiumは自動更新されず、有料機能を利用したい場合はFitbitのモバイルアプリでPremiumサービスに再加入する必要があるとしている。米国メディアの9to5Googleが11月9日付で報じている。