AVEVAは、アマゾンウェブサービス(AWS)の「新エネルギー(新エネ)」カテゴリである「エネルギーコンピテンシー」に7000社を超えるAWSパートナーの中から選出され、認定されたことを発表した。

AWSを活用することで、スタートアップからグローバル企業に至るさまざまな企業が、拡張性と柔軟性、費用対効果に優れたソリューションを構築することができるとされており、AWSコンピテンシープログラムを活用することで、AWSの利用企業は豊富な業界経験および専門知識を持つAWSパートナーを容易に特定することができるようになり、ソリューションのシームレスな統合と導入の支援を受けることができるようになる。

AVEVAは、あらゆる業界の企業を対象としたエネルギー需要の管理や事業運営の最適化、温室効果ガス排出量の追跡・測定を可能とする産業用ソフトウェアソリューションを開発・提供しているほか、クリーン水素やCO2の大規模炭素回収を実施する企業の技術コスト削減をデモやプロトタイプ段階でサポートし、エネルギーシステム全体の持続可能な拡大をサポートしてきた。

今回の認定は、新エネルギー向けソリューションを含む製品設計や設計フェーズ、資産運用、最適化といったバリューチェーン全体に向けてさまざまなソリューションを開発し、AWSの定めた技術検証を通過したことによるものだと同社では説明している。

同社 事業開発担当シニアバイスプレジデントのブライ・ディロン氏は、「AWSエネルギーコンピテンシーパートナー認定を得たことは、AVEVAの幅広い産業用SaaSソリューション群と、AWSのアジリティ、イノベーション、広範なサービス領域を組み合わせることで、低炭素な未来の実現に向けたビジネスの接続性、レジリエンス、アジリティを高めることができることを示している」と認定に対するさらなる同社ソリューションの可能性について述べている。

なお、AVEVAでは、現在導入可能なデジタルツールを活用することにより、国際エネルギー機関(IEA)がエネルギー、マテリアル、モビリティ業界に対して発表した「2050年ネットゼロ達成に向けたロードマップ」の実現に必要な温室効果ガス(GHG)の排出量を、最大20%削減できる可能性があるとしている。