野原グループは9月27日、VR撮影/3D測量で自動生成される点群データからのBIMモデリング化を支援するサービス「Scan to BIM」を2023年9月下旬より提供することを発表した。
同サービスは、MatterportシステムなどのVR撮影/3D測量により取得できる点群データを使いBIMモデル化するもの。既存建物のデジタル化のみならず、改修工事における現場調査、図面作成(2D図面の生成など)といった維持管理プロセスの変革も支援する。つまり、同サービスは建物の維持管理での図面にまつわる従来の課題をデジタル技術で克服するサービスという一面も併せ持つ。
Matterportを使ってVR撮影/3D測量する場合のサービス提供の流れとしては、顧客と野原グループでの打ち合わせ・BIMモデルの要件定義の後に、野原グループがVR撮影/3D測量、3Dモデル自動生成、点群データの取得を行う。そして、BIMモデリングを実施し、BIMモデルの納品となる。
同社は、同サービスの本格提供開始により、不動産管理に関わる顧客と共に、維持管理を含む建物のライフサイクル全体におけるデジタルツイン(3D/VR空間モデル)活用とBIM普及による業務効率化に、より一層注力していく構え。
料金は以下の通りになっている。