GitHouseは9月26日、エンジニアではなくてもノーコードで自社独自の生成AIを利用できるようになる「VectorFlux」の提供を開始したことを発表した。従来の生成AIのような古い情報だけでなく、最新の情報からも回答を得られる特徴を持つという。SaaS(Software as a Service)モデルでの提供に加えて、企業ごとのカスタマイズにも対応する。

  • 「VectorFlux」の提供を開始する

    「VectorFlux」の提供を開始する

VectorFluxは、クローズドなセキュア環境で最新の回答が得られる点が特徴のようだ。一般的な生成AIが回答できる範囲は2021年9月以前の古い情報や、学習データに含まれないクローズドなデータだったが、同サービスはベクトルデータベース技術と生成AIを組み合わせることで、社内ドキュメントなどクローズドなデータや情報についても生成AIでの回答が可能となっている。

管理画面からノーコードで利用でき、非エンジニアでも業務用途に応じてAIをカスタマイズ可能だ。API(Application Programming Interface)を活用して外部システムとの連携にも対応する。

社内の情報コンシェルジュとして資料を検索させる使い方や、サイト内での顧客向けのチャットボットとしての活用、LINEやSNS(Social Networking Service)などWebサイト外での顧客タッチポイントでの活用が見込めるとしている。

  • 「VectorFlux」の利用画面例

    「VectorFlux」の利用画面例