Betanewsは9月17日(米国時間)、「 Google is bringing the Read Aloud feature of Microsoft Edge to Chrome」において、GoogleがWebブラウザ「Chrome」において新しい音声読み上げ機能を実装中と伝えた。
Chromeにはすでに選択したテキストを読み上げる「スピーチ」機能が用意されているが、「Read Aloud」と呼ばれる新しい音声読み上げ機能はより洗練されており、「読み上げモード(Reading Mode)」の一部として提供されるようだ。
読み上げモードは広告やサイドメニューを排除して記事の内容だけを表示するモードで、アクセシビリティ機能の一種として提供されている。文字の大きさや行間の間隔などを読みやすいように調整することもできる。
このモードを有効にすると、サイドパネルの選択肢として「読み上げモード」が追加される。もしデフォルトで無効化されている場合には、「chrome://flags」にアクセスして「Reading Mode」のフラグを「Enabled」にすることで有効化できる。
この機能について伝えたXユーザーの@Leopeva64氏の投稿によると、最新のCanaryビルドではこの読み上げモードに「Read Aloud」機能が実装され、音声読み上げのための再生ボタンや、読み上げ速度をコントロールするためのボタンなどが追加されているという。読み上げられている段落は強調表示され、読み終わった部分のテキストは薄い色フェードアウトされていく。
Microsoft Edgeにも同様の機能が用意されているが、Edgeには音声の変更やpdf文書の読み上げ機能などがあり、Chromeよりも高機能である。ただし、ChromeのRead Aloudはまだ開発初期バージョンであることも考慮しなければならない。本稿執筆時点では、この機能はCanaryビルドの一部ユーザーにのみ展開されている。