Databricksは9月14日、データ製品を交換するためのオープンなマーケットプレイスである「Databricks Marketplace」で日本企業を中心とした8社との新たなパートナーシップの締結を発表した。

8社とパートナーシップ

マーケットプレイスは、データセットやノートブック、ダッシュボード、MLモデルなど、データ製品やAIアプケーションをデータブリックスから直接見つけ出し、デプロイ、管理することができるという。

今回のパートナーシップにより、ネットワンシステムズ、unerry、MaaS Tech Japan、MILIZE、ジール、EduCare、TxTo、Cartoの8社は、Databricks Marketplaceにおける新たなデータプロバイダーとして独自のデータセットを提供することが可能となり、サードパーティデータの活用ニーズに対応していく。

Databricks Marketplaceは「Delta Sharing」規格を利用しており、ユーザーはデータブリックスのプラットフォーム上でなくてもデータ製品にアクセスすることができる。

シリーズIで5億ドルを超える資金を調達

一方、9月14日(米国時間)にはシリーズIで5億ドルを超える資金を調達したことを発表。今回の調達により評価額は430億ドル、1株当たりの株価は73.50ドルとなる。

同シリーズには、ティー・ロウ・プライス・アソシエイツがアドバイザーを務めるファンドが主導し、アンドリーセン・ホロウィッツ、ベイリー・ギフォード、クリアブリッジ・インベストメンツ、カウンターポイント・グローバル(モルガン・スタンレー)の運用ファンドや顧客、フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー、フランクリン・テンプルトン、シンガポール政府投資公社(GIC)、オクタヘドロン・キャピタル、タイガー・グローバルなどの既存投資家に加え、新たにキャピタル・ワン・ベンチャーズ、オンタリオ州教職員年金基金、NVIDIAが加わる。

米Datrabricks 共同創業者兼CEOのアリ・ゴディシ氏は「長期的な視点に立った戦略的・財務的パートナーからの当社への信頼とコミットメントは、当社の力強い事業モメンタムの継続、数多くのお客さまによるデータブリックスのレイクハウスプラットフォームの導入、そして統合データ・AIプラットフォームへの移行を通じたお客さまの成功に裏打ちされています。当社とNVIDIAは変革的なAIテクノロジーを構築しており、お客さまにビジネス価値とイノベーションをもたらせることを嬉しく思います」と述べている。