Recustomer、ECで購入した商品を実店舗で返品・交換できる「BORIS機能」をリリース

購入体験プラットフォーム「Recustomer(リカスタマー)」を運営するRecustomerは9月1日、EC事業者の返品・交換・注文キャンセルなどの業務を自動化する「Recustomer 返品キャンセル」において、ECサイトで購入した商品を実店舗で返品・交換できる「BORIS(ボリス)機能」を公開した。オフラインとオンラインの体験をシームレスにすることで、来店促進、およびアップセルの機会創出を実現する。

Recustomerの提供する「Recustomer 返品キャンセル」は、EC事業者の返品・交換・注文キャンセル業務を自動化するサービス。返品・注文キャンセル依頼受付から、集荷手配・在庫確保・キャンセル時の発送停止業務などさまざまな業務を自動化することで、時間とコスト削減と顧客体験の向上を実現。最適なオペレーションを提供することで、「返品」をマーケティングソリューションとしての活用可能にする。

このほど、「Recustomer 返品キャンセル」において、ECサイトで購入した商品を実店舗で返品・交換できる「BORIS機能」を公開した。サービス名の「BORIS」は、「Buy Online Return In Store」の頭文字を取った略称で、「ECサイトで購入した商品を、実店舗で返品・交換できるようにする」という施策を意味する。

従来ECサイトで購入した商品の返品・交換は、配送業者を利用して交換商品の返送や受け取りを行う必要があった。こうした方法は、梱包作業や配送手続きの手間に加えて配送料金の負担が発生し、購入者・EC事業者双方への負担となっていた。

「BORIS機能」では、Web上で申請を行い、実店舗へ交換商品を持ち込むことで、ECサイトで購入した商品を返品・交換することが可能。これにより、購入者、事業者の送料負担の軽減に加え、梱包や配送の作業負担軽減により顧客体験の向上を図ることができる。

さらに事業者は、実店舗へ返品・交換したい商品を持ち込むことで顧客の来店を促進でき、実店舗での接客によるアップセルの機会創出というメリットも得られる。配送量削減による、物流への負担軽減の効果も期待できる。