Microsoftは現地時間2023年9月7日、多数の製品/サービスに展開中のAI(人工知能)であるCopilotの安全性を保障する「Copilot Copyright Commitment」を公式ブログで発表した。端的に述べるとCopilotサービスが生成した内容が著作権を侵害していないか確認できるサービスで、問題発生時はMicrosoftがリスクを担う。
同社のBrad Smith氏は「一部の顧客は生成AIが生成した内容について、知的財産権侵害クレームのリスクを懸念している」と機能を実装した理由を説明した。本機能はBing Chatエンタープライズをはじめとする同社法人向けサービスに組み込まれる。
合わせてSmith氏は「本日の発表は第一歩。すべての新しい技術と同じくAIは法的な問題を提起し、我々は利害関係者と協力しなければならない」と述べながら、独創的な作品を保護する姿勢を強調した。Copilot Copyright CommitmentはIT業界に限らず、代理人を含む作家やアーティスト、政府関係者、学術界、市民社会の声に耳を傾けてクリエイターの権利と需要を保護を目指す。