AiCT コンソーシアム、TIS、みずほ銀行は8月22日、デジタル地域通貨「会津コイン」でプレミアムポイント事業を開始することを目指し、会津若松商工会議所とあいづ商工会、AiCTコンソーシアムが会津若松市プレミアムポイント実行委員会を結成すると発表した。
AiCT コンソーシアム、TIS、みずほ銀行は今年3月より、地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「会津コイン」を提供しており、同サービスを通して、市民・加盟店・自治体・事業者が一体となって地域共創し、会津地域の経済が活性化することを目指している。
プレミアムポイント事業は、同実行委員会が実施する会津若松市の住民を対象にしたデジタルを活用した消費喚起事業となる。
会津財布アプリから、「会津コイン」でプレミアムポイントを購入することで、購入価格の25%がポイントとして還元され、会津若松市内の加盟店での買い物に使える。
過去の会津若松市プレミアム商品券は紙で発行していたが、今回は会津財布アプリから「会津コイン」を利用することで、申し込みから利用までアプリ1つで完結できる。
「会津コイン」では、購買データを匿名化し、その分析結果を加盟店事業者に順次提供を開始する。本事業においても、プレミアムポイントを利用した購買データを分析し、加盟店事業者に提供する予定。
加盟店事業者は顧客属性ごとの購買傾向や、地域全体の中での自店の状況を確認でき、効率的な店舗経営が可能になるという。さらに、同サービスでの決済の売上げは日次で確認できるため、これらの情報がリアルタイムに近い状態で把握できる。