NTT、NTTライフサイエンス、順天堂大学、大宮アルディージャ、浦安D-Rocksは8月2日、さまざまなスポーツにおいて、科学的データやその分析結果を活用し、アスリートとチームの強化やスポーツ外傷・障害の予防をめざすスポーツ支援事業の開発に着手し、共同研究を開始したと発表した。 同研究は、アスリートのスポーツに関連する遺伝子解析結果を、チームやアスリート個人が活用する情報(試合や練習中の歩数、食事などの生活習慣、健康診断結果、動作解析用の画像データなど)に加え、網羅的に分析を行う予定。

この分析結果と考察から導き出したトレーニングメニューを選手やチームに提供、一定期間活用したときの効果を検証しする。

これまでに検証に参画する有識者による検証体制の構築、各チーム・選手の解析を行う環境整備を終え、現在遺伝子検査を実施し解析を開始している。

順天堂大学は、競技能力やスポーツ外傷・障害に関連する、遺伝子解析やアスリート育成・管理の知見をもとに、遺伝子解析などの解析手法の検討や解析結果の解釈、個別化プログラムの構築を担当する。スポーツ健康医科学推進機構(機構長:鈴木大地)が中心となり、多分野の研究者・医師が連携して対応する。

NTTグループは、所属のプロスポーツチームである大宮アルディージャ・大宮アルディージャVENTUS、浦安D-Rocksにおける遺伝子解析、個別化プログラム検証、データ分析を担当する。

NTTはグループが有するIoT、AI等の情報通信技術や画像解析技術などをもとに、選手とチームに対して日々のトレーニングやチーム練習、試合での分析に役立つツールなどを提供する予定。

  • 遺伝情報などを用いたスポーツ支援サービスの開発に関する共同研究の概要