Microsoftはこのほど、Windows 11に累積更新プログラム「KB5028254」を適用した場合、スタートメニューが表示されなくなる可能性があることを「Windows 11, version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において報じた。

  • Windows 11、version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

    Windows 11, version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

影響を受けるとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Windows 11, version 22H2

Microsoftはサードパーティ製のUIカスタマイズアプリケーションが原因で、KB5028254適用後にスタートメニューが表示されなくなる問題が存在していると説明した。影響を及ぼすサードパーティ製アプリケーションとして「ExplorerPatcher」の名前が挙げられているが、この限りではなくほかの類似したアプリケーションも同様の影響をもたらす可能性があると指摘している。こうしたアプリケーションはサポートされていない方法でカスタマイズ機能を提供しているものがあり、この結果として意図していない動作が発生することがあるとされている。

Microsoftはこうした問題を回避する方法として、KB5028254を適用する前に該当するサードパーティ製アプリケーションをアンインストールすることを推奨しているほか、使用しているアプリケーションのカスタマーサポートに連絡を取ることを勧めている。

問題が確認された累積更新プログラムは、本稿執筆時点ではプレビューの段階にあり、2023年8月のWindows UpdateなどでWindows 11, version 22H2への配信が予定されている。このWindows Update以降、スタートメニューが表示されないといった問題が発生した場合には状況が該当している可能性がある。

UIをカスタマイズするサードパーティ製アプリケーションを使っていないか確認を行うとともに、一度アンインストールするなどして動作確認を行うことで理由の特定ができる可能性がある。