Space BDとMASCは7月21日、宇宙業界で活躍する人材の創出を目的として、関西高等学校にて、宇宙を題材にしたプログラミング・アントレプレナーシップの教育プログラムを共同で開催することを発表した。
Space BDは、宇宙商社として人工衛星の打ち上げサービスや国際宇宙ステーション利活用サービスを展開する中で得たアセットを活用し、アントレプレナーシップや宇宙飛行に求められる能力を活かした「非認知スキル」を醸成する教育プログラムを提供している。
一方のMASCは、岡山県倉敷市水島地区での航空・宇宙分野の先端技術活用による産業集積を実現し、地域社会に貢献することを目指す未来価値創造団体で、「岡山・倉敷・水島・瀬戸内地域に1兆円の航空宇宙産業を」というミッションを掲げている。
今般両者は、岡山県からの宇宙人材輩出を目的とし、岡山市に拠点を置く関西高等学校にてSpace BDが提供する教育プログラムを実施することを決定。同プログラムでは、2023年7月31日を初回に、合計3回にわたって授業が実施される。
136年の歴史を誇る関西高等学校は、令和4年度より、STEAM教育の一環として次世代の航空宇宙に関する学びを取り入れたサイエンスフロンティアコースを新設しており、今回の教育プログラムには同コースの1年生などが参加するという。
プログラム内では、Space BD代表取締役社長の永崎将利氏による講演や、ブロックを用いた衛星開発をテーマにしたグループワークなどを実施する予定だ。