Microsoftは7月17日(現地時間)、Windows IT Pro Blogの記事「Announcing Windows 11 ARM Private Preview for Test Base」において、Microsoft 365のテストベース(Test Base for Microsoft 365)がARM版Windows 11のサポートを開始したことをアナウンスした。これによって、アプリケーションの開発者がARM版Windows 11での動作を保証したい場合に、Intel版と同様にテストベースを利用して検証を実施できるようになった。
Microsoft 365のテストベースは、テスクトップアプリケーションを対象としたクラウドベースのテストサービスである。開発者はAzureプラットフォーム上でデータとクラウドを活用したデータ駆動型のアプリケーションテストを実施できる。複雑なテスト環境の設定や管理が不要で、プラットフォーム依存の変更に対する動作検証、Windows Updateに対する互換性テストなどを、安全な仮想マシン上で簡単に実行できるという強みがある。
更新されたテストベースでは、テストマトリックスの構成時に対象プラットフォームとして新たに「Windows 11 22H2 - arm64」が選択できるようになった。これによって、選択したWindows 11のARM64リリースに対して自動的にテストが実行され、テストに失敗した場合には通知が届くようになる。
なお、この新機能を利用するには、Arm64 Private Previewプログラムにサインアップする必要がある。