Microsoftは現在、Webブラウザ「Microsoft Edge」において無料で利用可能なVPN機能「Edge Secure Network」の開発に取り組んでいる。Edge Secure Networkで利用できるデータ転送量は1月あたり1GBに制限されていたが、Bleeping Computerが、「Microsoft Edge upgrades built-in Cloudflare VPN with 5GB of data」において、Microsoftが最近その制限を5GBまで引き上げたと伝えている。

Edge Secure Networkは、2022年5月に発表されたEdgeでセキュアな通信を利用するための新機能。この機能が有効になっている場合、EdgeはCloudflareのルーティングを使用してインターネット接続を暗号化し、悪意のある第三者による通信データの盗聴や改ざんを防止することができる。

Edge Secure Networkの動作する仕組みは、Microsoftによる次のサポートページで解説されている。

  • Microsoft Edge セキュア ネットワークを使用して閲覧を保護する - Microsoft サポート

    Microsoft Edge セキュア ネットワークを使用して閲覧を保護する - Microsoft サポート

Edge Secure NetworkはMicrosoftアカウントを持つユーザーであれば無料で利用することができるが、これまで使用可能な転送量は毎月1GBまでに制限されていた。Microsoftは最近、その転送量制限を5GBに増量したとのことで、上記のサポートページでも「毎月5ギガバイトの無料データを取得できます」と記載されている。

その月に使用したデータ量と残りのデータ量は、ツールバーのアイコンをクリックすることで確認できる。制限に到達した場合はアイコンのバッジで通知される。

  • 現在の使用量はツーバーのアイコンから確認できる 引用:Microsoft

    現在の使用量はツーバーのアイコンから確認できる 引用:Microsoft

Edge Secure Networkはまだプレビュー段階であり、Edgeの一部のユーザーのみに展開されているが、発表から1年を経てその対象ユーザ数は大幅に拡大されているとのことだ。