Elon Musk(イーロン・マスク)氏が2022年10月に買収して以来、非公開企業となったTwitter(現在の社名はX)。その評価額は当時に3分の1にまで縮小しているという。同社をファンドに組み入れているFidelityからのレポートで判明した。

Fidelityの「Blue Chip Growth Fund」で、Twitterを組み入れており、その評価額を比較した。

ファンドの月次レポートによると、4月28日時点で同社が保有するTwitterの評価額は660万ドルだった。マスク氏が買収した2022年10月は約1970万ドルであることから、3分の1に縮小したことになる。

Fidelityの評価額に基づくと、調整後のTwitter全体の評価額は約150億ドルとしている。マスク氏はTwitterを440億ドルで買収している。

Wall Street Journalによると、Musk氏は3月、200億ドルの評価額で従業員に株式付与を提案しているという。FidelityはTwitter株の価値を少なくとも3回、下げているという。5月31日付のWall Street Journalが報じている。