Nint、市場調査サービス「ポテンシャルリサーチサービス」提供 中国ECにおける日本商品の可能性探る

中国・日本の大手ECモールの市場動向データを提供するNintは5月31日、中国進出を検討中の企業向けに、日本商品の可能性を探る調査レポート形式の「ポテンシャルリサーチサービス」の提供を開始した。データ分析と定量的な情報に基づいて、中国EC市場における商品単位の市場機会を評価し、日本企業の中国EC進出を支援する。

Nintは、急拡⼤するEC市場において、顧客企業がターゲットとする市場や、競合他社の売上などの推計データを提供し、最適なマーケティング施策を可能とするECデータ分析サービスを提供している

このほど、「中国市場における商品の可能性を探る」ことを目的に、データ分析と定量的な情報に基づいて、中国市場における商品の市場・競合調査によって商品単位の市場機会を評価する、調査レポート形式の「ポテンシャルリサーチサービス」の提供を開始した。

「ポテンシャルリサーチサービス」のレポートは、特定商品の対象カテゴリ、類似商品などのデータを対象に、市場規模、モール別売上、価格帯別売上、競合他社売上などを含む。費用は20万円~50万円で、申込から7営業日で納品する。

費用負担の大きい市場調査をより手軽に行うための選択肢として活用してほしいとし、中国事業を検討する段階において、計画の解像度を高め、日本商品が中国大陸市場へ進出する第1歩を踏み出すまでの調査・意思決定を支援する。

中国EC市場は、世界EC市場の半分以上を占めており、2020年時点でのEC化率は44%と日本の約5倍に達しています。2022年には都市部のロックダウンの影響もあり、中国の経済成長率はプラス3%と低水準に留まったが、それにも関わらずEC販売額は+6%と高い成長を維持している。

一方で、中国市場進出を検討する多くの企業が「中国市場が大きいことは理解できるが、自社商品が中国市場で需要があるのかどうか分からない」「需要があるとしたら、どれくらい売れるのか分からない」「最初はどこを目標にすべきか分からない」「価格設定をどうすれば良いか分からない」といった悩みを持っている。

こうした課題に対応するためNintは、10年以上に渡り累計4000社以上の企業に対してECデータ分析サービスを提供してきた経験を活かし、「中国市場における商品の可能性を探る」ことを目的とした「ポテンシャルリサーチサービス」の提供開始に至ったとしている。