NTT東日本の神奈川事業部は5月31日、横須賀市「新たな人材活用による中小企業支援モデル」において、横須賀市・神奈川県プロ人材活用センターからの人材支援依頼の紹介を通じて、社会福祉法人興寿会に対して、パラレルワークを活用した人材支援を2023年1月16日から3カ月間実施したことを発表した。

今回の人材支援は、人材育成および社員のスキル・経験による活躍の場の提供と、人材支援を通じた地域企業成長促進を目的に、2023年1月16日から2023年4月14日の期間で実施された。

  • 興寿会(中央左:薄副施設長、中央右:原田事務部長)およびNTT東日本 神奈川事業部からの支援社員

支援人数は2人で、介護記録などの事務作業効率化や、職員間のコミュニケーション効率化を図ることで、本来大切にしたいご利用者と触れ合える時間を増やし、利用者の生きがい作りに貢献した。また、施設にITに強い職員が少ないことから、職員レベル・運用に応じた改善策の検討・施設定着への支援を行ったという。

  • 支援モデルのイメージ

同グループでは、「持続的な成長が可能な地域社会の実現」に向け、従来の光回線をはじめとしたICT(を活用した付加価値の高いサービス提供に加え、地域課題の多様化も踏まえた非通信分野事業へ事業領域を拡大し、地域住民の要望に応えられるよう取り組みを進めている。

同社は、今回のNTT東日本神奈川事業部社員による支援が、社員スキルアップおよび地域企業を理解する貴重な場であり、地域企業への課題解決の貢献にもつながると実感しており、横須賀市が進める人材活用による中小企業支援モデルを通じて、特定の企業に留まることなく、横須賀市内中小企業との連携を継続していく。