NTTデータ先端技術は5月30日、VMware Cloud on AWSのMSP(Managed Service Provider)資格を取得し、顧客企業のITシステム基盤のクラウド利用における課題を解決する「INTELLILINK マネージドサービス for VMware Cloud on AWS(以下、IMS for VMware Cloud on AWS)」の提供を開始することを発表した。

  • 「IMS for VMware Cloud on AWS」の概要

    「IMS for VMware Cloud on AWS」の概要

同サービスではクラウド化の検討から環境の準備、システムの移行、運用後のサポートまで、一気通貫でクラウドの利用を支援する。既存のVMware仮想基盤から仮想マシンをほぼそのまま移行可能で、短期間かつ安全にシステムをクラウド化できるとしている。

同社によると、ユーザーは事業の状況に合わせて柔軟なシステム基盤を持てるようになり、ITシステムの基盤の運用から解放され自身の事業に集中できるようになるという。また、同サービスはマルチテナント形態での「AWS Direct Connect(AWSへの専用ネットワーク接続)」に対応する。

IMS for VMware Cloud on AWSでは、クラウドを導入する際の各フェーズに対して必要な複数のサービスを展開する。導入検討時にはコンサルティングサービスとして、既存のITシステムのクラウド化に向けて適切なプロセスを提案する。また、クラウドの構築フェーズでは、ユーザーのシステムを分析してから移行単位や移行方法などの移行計画策定を支援し、オンプレミス環境からのクラウド移行を提供する。

システム稼働後の運用フェーズにおいては、運用支援を行うマネージドサービスを提供する。VMware製品の知見を活用して、基盤維持管理の負担軽減をサポートする。

  • 各フェーズで対応するサービス

    各フェーズで対応するサービス