自由診療クリニックDXツール「B4A」、SBペイメントサービスと連携 Web事前決済に対応

自由診療クリニック特化型DXツール「B4A(ビーフォーエー)」を提供するB4A Technologiesと、ソフトバンクの子会社であるSBペイメントサービスは4月17日、「B4A」とSBペイメントサービスのオンライン決済サービスを連携し、自由診療向けSaaSとして初めてWebでの事前決済に対応した。キャッシュレスでの事前決済により顧客の利便性を向上するとともに、キャンセル料の徴収設定による無断キャンセル率の低減などの効果が期待できる。

B4A Technologiesの提供する「B4A」は、リアルタイム予約や電子カルテの機能を備えた、自由診療クリニックのDXを実現するクラウドツール。クリニック運営に必要な機能を網羅的に備え、新規集客・リピート率向上、業務効率改善に貢献する。

一方、SBペイメントサービスはは、決済代行会社として事業者向けにオンラインショップで利用できる40種類以上のブランドの決済手段を提供。Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯)の国際的なクレジットカードブランドのライセンスを保有している。

このほど両社は、「B4A」とSBペイメントサービスのオンライン決済サービスの連携を実施した。これにより「B4A」の利用者は、クリニックのWebサイトから来院予約をする際、クレジットカードによる事前決済を選択することができる。利用できるクレジットカードは、「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」「Diners Club International」の5つ。Webでの事前決済対応は、自由診療向けSaaSとして初の試みとなる。

コロナ禍を契機としてより一層普及したキャッシュレスでの事前決済が可能となり、顧客の利便性が向上した。さらにクリニック側でのキャンセル規定の設定に応じたキャンセル料の徴収が可能なため、利用者による直前、もしくは無断キャンセル率の低減が期待できるとしている。

B4AとSBペイメントサービスは、今後もクリニックのニーズに応える利便性の高いサービスを提供していく考えを示した。