宮城県仙台市、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の3者は5月17日、困りごとを抱える地域住民と「お困りごと解決サポーター」をマッチングすることで、困りごとの解決を図る実証実験を同日から開始することを発表した。同実験は、5月17日から7月31日までの期間、仙台市(太白区八木山)で実施される。

今後、少子高齢化などの加速により、生活上のさまざまな困りごとを抱える地域住民が更に増えることが想定される中、3者は、今回の連携によりそれぞれの強みを活用・補完し合うことで、デジタル技術を活用した地域課題の解決とウェルビーイングの更なる充実を目指す。同実験は、2022年7月に仙台市、ドコモ、NTT Comで締結した連携協定の一環。

同実験では、地域住民が抱える困りごとと、それを解決する「お困りごと解決サポーター」を募り、両者のマッチングを行う。地域住民が抱える困りごとは、オペレーターが収集しコーディネーターによりデジタルプラットフォームに登録される。お困りごと解決サポーターが地域住民の困りごと解決に手を挙げることでマッチングが成立する仕組み。

  • 実証実験のイメージ

持続可能な仕組みを構築するため、同実験に参加した地域住民とお困りごと解決サポーターから同実験に対するフィードバックを募り、取り組みの有用性を評価していくという。

今後は、デジタル技術を活用したデータ入力やマッチングの自動化など、困りごと解決プラットフォームの高度化・効率化を実現することで、地域社会の活性化および地域住民向けサービスのさらなる品質向上を目指す。

  • 将来的なデジタル化のイメージ