富士通は5月11日、ServiceNowとETA(Enterprise Training Agreement)を締結し、RiseUp with ServiceNowで提供されているServiceNow関連スキルの習得と強化に向けた教育を無制限に受講し、資格取得できる制度を全社員向けに開始したことを発表した。

同社はこの制度を通じて、従業員一人一人が自身の望むキャリアの実現のために自律的に学び、成長し続ける環境を社内に広げて、従業員のウェルビーイングの向上にも取り組む方針だ。2023年度中に社内のServiceNow認定資格の保有数1万以上へ拡大を目指す。

同社は2011年から自社のビジネス変革の手段としてServiceNowを活用し、グローバル全体で課題解決の支援を進めてきた。今回、さらに充実したサービスを顧客に提供するために、グローバル規模のデジタル人材不足の解消に向けた人材育成プログラムの一環として、ServiceNowとETAの最上位パッケージである「Premium Tier」を締結した。

これにより、ServiceNow製品に関する実践的な構築と管理に関する全ての学習コンテンツを、同社グループの全従業員が無制限で受講し資格取得のための受験が行えるようになる。また、同社が2021年から展開しているグローバル共通のデジタル人材育成プログラム「Global Strategic Partner Academy」の内容も拡大し、オリジナル版のRiseUp with ServiceNow教育コンテンツの社内展開や、社員一人一人のトレーニングの進捗のフォローアップも実施する予定とのことだ。