ラックは5月11日、エンドポイントセキュリティの運用支援を行うマネージドEDR(Endpoint Detection and Response)サービスにトレンドマイクロの製品を追加したことを発表した。「Trend Micro Apex One SaaS with XDR」を加えて、中堅・中小企業のセキュリティ対策を支援する。

同社のマネージドEDRは、ランサムウェア攻撃に有効な対策として主に大企業を抽象にサービス導入が進んでいたという。しかし、テレワークなどが普及する中で、EDRが必要とされる脅威が大企業のサプライチェーンや取引先となっている中堅・中小企業にまで広がっている。

  • コロナ禍でサーバー攻撃を受ける企業は変化しているという

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そこで、同社は企業規模を問わずに利用しやすいトレンドマイクロの「Trend Micro Apex One SaaS with XDR」のEDR機能をマネージドEDRサービスのラインナップに追加し、「マネージドEDRサービス for Trend Micro」として提供を開始するとのことだ。同サービスは、XDRの起点となるエンドポイントのEDR機能をマネージドサービスに組み込んでいるとのことだ。

同サービスでは、24時間365日のアラート監視に加えて、危険性の高いアラートに対する自動隔離や、取引先などへの説明や今後の対策に利用可能な詳細調査報告書を提供する。中堅・中小企業によくある課題に対し、ITセキュリティのエキスパートとして対応するとしている。

  • マネージドEDRサービス for Trend Micro

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