スノーフレイクは4月24日、ジオテクノロジーズが提供する「自動車通行量データ」、「渋滞統計データ」、「滞在人口メッシュ」の人流データをSnowflakeマーケットプレイス上で公開したことを発表した。
日本政府は、地域の社会課題を解決するため「デジタル田園都市国家構想」を推進し、便利で快適に暮らせる社会を目指しており、スマートシティやMaaS(Mobility as a Service)の取り組みにおいて地域や地域間で連携するにはデータの活用が不可欠となっている。
例えば「滞在人口メッシュデータ」は、オンデマンドバスのような旅客サービスの需要予測に活用され、「渋滞統計データ」は、到着予測の精度向上に活用される。このようなデータは、スマートシティやMaaS を実装する上で、収益予測やサービス品質を高めることが期待されているという。
ジオテクノロジーズは、こうした変化を続けるモビリティ社会に対し、オートモーティブビジネス、GISビジネス、多様なプロモーションやリサーチの実現、物流システムの課題解決など、地図と人流データを活用したソリューションを提供している。今回、同社は「Snowflake マーケットプレイス」に人流データを提供することで、スマートシティやMaaSの取り組みで求められる高度な分析をデータで支援していく。
Snowflakeマーケットプレイスでは、「自動車通行量データ(2022年10月の月曜日と日曜日)」「渋滞統計データ(2022年7月16日〜8月31日 の月曜日、日曜日、祝日)」「メッシュ滞在人口メッシュデータ(2022 年 10 月の月曜日と日曜日)」という3つのデータをサンプルとして無償で提供する。いずれも提供エリアは、東京豊洲エリア、静岡県浜松エリアの2カ所となる。