シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは4月12日、免疫生化学統合分析装置「Atellica Solution」の追加機能として自動閉栓シール装置「Atellica Sealer」の販売を開始したことを発表した。
Atellica Sealerは1時間あたり最大480本の採血管を処理する自動閉栓シール装置で、Atellica Solutionのオプション装置という位置づけ。従来の設置スペースに0.6m2拡張するだけで、追加の電源も必要なく、これまで人の手で行われていた採血管の閉栓作業を行うことができ、すでに提供されている採血管の開栓、搬送、仕分け、検体管理といったほかの作業を含め、一連のワークフローを自動化する「Atellica i-Auto」コンセプトが完成されることとなる。
なお同社では、検査のワークフローを自動化することで業務の効率化や人員配置の最適化が可能となるとしているほか、人が検体を扱うタッチポイントの軽減により、感染リスクからスタッフを守り、より安心安全な検査体制を実現することができるようになるとしている。また、外部搬送システムが不要となるため、スペースの有効活用やスタッフの動線改善も期待できるようになるともしている。