サイバーエージェントは4月12日、商品が自ら動いて販促活動を行う「自己推薦ロボット」の実用化にむけ、近商ストアが運営する「ハーベスLINKS UMEDA店」の店舗内において、「自己推薦ロボット」の販売促進に関する実証実験を開始することを発表した。開催日時は4月24日 8:30から。

  • 商品が自ら動いて販促活動を行う「自己推薦ロボット」の実証実験

    商品が自ら動いて販促活動を行う「自己推薦ロボット」の実証実験

同社は2021年から、さらなる販売促進や商品認知に繋がる新しい販促手法になり得る「自己推薦ロボット」に関して複数の実証実験を行っており、その効果と有効性を確認しているという。

これまでの実験では、来店客の商品への興味関心を高める効果が確認でき、来店客の立ち止まり率が2.14倍増加し、販売率が6.67倍増加した事例や、棚前の滞在時間が1.22倍、商品の手に取り率が1.81倍増加し、販売率が2.37倍に増加した事例が出ているということだ。

今回の実証実験では、大阪・梅田のヨドバシカメラと一体となった複合商業施設「LINKS UMEDA」の地下1階にある都心型店舗「ハーベスLINKS UMEDA店」において、商品自らが来店客への声がけを行い、立ち止まり後に自分自身のアピールする。「自己推薦ロボット」が長期間にわたり商品を入れ替えながら推薦を行うことが、これまでの有効性に加えさらなる販促に繋がるかどうか、効果の継続性を検証するという。

  • 「自己推薦ロボット」効果の継続性を検証

    「自己推薦ロボット」効果の継続性を検証

この実証を通して得た結果をもとに、今夏には「自己推薦ロボット」を活用した新たな販売促進手法のトライアル販売を予定しており、店舗内販促の新たな手法として「自己推薦ロボット」を確立することで、実用化を目指すとしている。

ロボット動作イメージ