Microsoftは現地時間2023年3月28日、Microsoft Excel(以下、Excel)の改善点を公式ブログで明らかにした。Excel for the web(以下、Web版Excel)はワークブック編集時のパフォーマンス向上やクエリ整理の強化機能を追加。Windows版Excelは不審なXLLアドインのブロック機能を広範囲に展開し、メンション付きタスク割り当てが加わった。メンション~機能はmacOS版Excelにも追加されている。

  • Web版Excelのパフォーマンスの確認機能

    Web版Excelのパフォーマンスの確認機能

OneDrive for Businessに格納したExcelファイルをWeb版Excelで開くと、ファイルの構成に応じて「パフォーマンスの確認」ボタンが現れる。ここから余分な書式設定や不要なメタデータ、未使用のスタイルを最適化する仕組みだ。同種の機能は以前のWeb版Excelも搭載していたが、さらなる改善を加えたと思われる。また、数式の引数を記述する際に挿入や編集を支援するアシスタントカードや、クエリウィンドウのドラッグ&ドロップ機能も加わった。

Windows版Excelで信頼できないXLLアドインをブロックする機能は以前からアナウンスされていたが、Microsoft 365 Insiderの検証を経て、既定の設定となっている。メンションを使用したタスクの割り当ては、メンション入力時に割当先を指定することで作業内容を明示する機能。こちらはmacOS版Excelでも使用できる。