フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は3月28日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|東京ガスをかたるフィッシング (2023/03/28)」において、東京ガスを偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 【myTOKYOGAS】よりご利用料金のご請求です

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://●●●●.cn/jp

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 未払金があるといった旨のメールが送られてくる。支払期限が迫っており、支払期日の延長は不可能であり支払いが滞るとサービスを停止するとし、リンクのクリックを促している。掲載されているリンクは正規のリンクのように見えるが、実際には.cnのリンクになっている。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、アカウント情報の窃取、Vプリカ発行コードの窃取などが行われる
  • 2023年3月28日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|東京ガスをかたるフィッシング (2023/03/28)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|東京ガスをかたるフィッシング (2023/03/28)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。