リコーは3月に入り、2023年度から2025年度における21次中期経営戦略を策定した。これまで複合機を中心にオフィスの効率化を支援してきた同社だが、今後は特にデジタルサービスに注力しオフィス空間や現場の「"はたらく"に歓びを」に貢献する方針だ。

リコーが強みとするOA(Office Automation)機器においては、独自のエッジデバイスと国内外の広範囲な販売網が特徴的だ。今後はさらにクラウドサービスなどにも注力することで、働く人の創造力を支えワークプレイスそのものを変えるサービスを提供できる企業への変化を目指す。

同社はこのほど、21次中期経営戦略の中でも特にESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンスの頭文字を取ったもの)についての戦略を語るとして、記者向けに説明会を開いた。特に欧州を中心にサプライチェーン全体でサステナビリティへの取り組みが重要視される中、同社はどのような戦略で次なる成長を目指すのだろうか。

リコーのESG戦略の現在地は?

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