インフォシティグループとテレポート、MasterVisions、Connected Design、ビヨンドブロックチェーンは3月20日、連携事業者のKDDI、東急とともに5GやIoT技術を活用した都市DX(デジタルトランスフォーメーション)のコミュニティ実証実験を二子玉川エリアにおいて実施したことを発表した。

同実証は、東京都が推進する5G技術活用型開発等促進事業「Tokyo 5G Boosters Project」の開発プロモーターとして採択されたインフォシティグループが展開する、支援先スタートアップ企業が主体となる都市と地域のDX推進プロジェクト「DX Yourself」の地域参加型コミュニティ実証。

2021年度の実証では、KDDIが提供する360度のVR空間を自由に歩き回れる「au XR Door」や、Connected DesignのIoTセンサー、MasterVisionsの自由視点映像などの各社の技術を、テレポートが提供するコミュニティエンジンに統合することに成功している。

今回は2021年度の取り組みの成果を踏まえ、二子玉川エリアマネジメンツの協力のもと、二子玉川ライズだけでなく、二子玉川の河川敷・商店街での取り組みや街情報プロジェクトへの試行的な適用方法を二子玉川エリアマネジメンツなどの地域関係者と協議、地域の取り組みのなかに支援先スタートアップ企業の技術を活用していく形で実証を推進した。

同実証では、自由視点映像技術を活用したダンスステージ撮影やIoTセンサーによる客用トイレの利用状況可視化などをはじめとする以下の5つが実施された。

  • 左から自由視点によるダンスステージ撮影 (MasterVisions)、グリッド型デザインの掲示板情報をWeb出力(テレポート)|

今後は、地域関係者にスタートアップ企業が提供する機能を使ってもらい、地域活動のDXを当事者として活用してもらう実証実験を進めるとともに、地域コミュニティでの自立的な社会実装や商業施設などにおける商用化を目指した取り組みを推進していく予定。