弥生は3月9日、取締役執行役員の前山貴弘氏が4月1日付で代表取締役社長執行役員に就任することを発表した。なお、現社長執行役員の岡本浩一郎氏は顧問に就任する。また、昨年10月に同社に参画した元日本マイクロソフトの平野拓也氏が同日付で取締役会長(非常勤)に就任する。
新社長に就任する前山氏は1977年9月生まれ。2001年にプライスウォーターハウスクーパース(現 PwC税理士法人)に入社し、2005年には前山公認会計士事務所を開所した。2007年に内部監査室 社長付で弥生に入社し2011年3月に一度退社している。2020年6月に再び入社すると、取締役執行役員や代表取締役社長執行役員などを務めた。
2022年10月にはインボイス制度の開始が、2023年1月には電子帳簿保存法の本格適用が控えている。企業のデジタル化が今後ますます加速すると予想される中での社長交代について、弥生は「スモールビジネスおよび会計事務所のデジタル化、業務効率化の支援を加速し、多くのお客さまに、これまで以上にご満足いただける製品・サービスを提供する」ためだとしている。