NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、アインホールディングス、DeNAの子会社である日本テクトシステムズ(以下、日本テクト)は2月10日、脳の健康への意識を高める目的で、薬局で認知機能を確認しながら、認知機能に関する不安を相談できる環境を提供する実証実験を開始することを発表した。

今回の実証実験では、Fujisawaサスティナブル・スマートタウン内のアイン薬局 FujisawaSST店に、日本テクトが開発したタブレットで高齢者運転免許更新時の認知機能を検査するシステム「MENKYO」の体験ができる「ホンモノ体験アプリMOGI」を設置する。来店者は無料で認知機能検査を体験可能だ。

また、店内では認知機能に関する不安を薬剤師に相談でき、必要に応じて専門医療機関を案内するとしている。さらに、NTT Comが提供する、AI(Artificial Intelligence:人工知能)で認知機能を測定するサービス「脳の健康チェックフリーダイヤル」も活用することで、定期的な認知機能の測定を通じて認知機能の変化を確認できるようになるという。

  • 実証実験の概要図

    実証実験の概要図

ホンモノ体験アプリMOGIは、タブレットによる高齢運転者の認知機能検査システムの機能を備えたアプリだ。タブレットによる高齢者運転免許更新時の認知機能検査システム「MENKYO」を体験可能であり、体験者が個々のペースで利用する場所の環境に依存せず、受検者の聴覚能力に合わせた音量で検査を体験できる。結果は本人のスマートフォンなどで受け取れる。

  • 「ホンモノ体験アプリMOGI」

    「ホンモノ体験アプリMOGI」