NTT e-Drone Technology(NTTイードローン)は1月31日、量産型LTE対応ドローン「ANAFI Ai」を提供開始することを発表した。あわせて、米国政府のセキュリティ対策に準拠し、赤外線カメラを搭載した空撮ドローン「ANAFI USA」の提供も開始する。
「ANAFI Ai」は、従来よりも遠方まで飛行可能なLTE対応ドローン。4800万画素カメラを搭載し、遠方からの空撮でも高精細な画像を取得可能。IP53準拠の防水・防塵性能により降雨時でも飛行できる(豪雨・強風時は不可)。
購入と運用を支えるオプションサービスとして、ANFI Aiに関する基礎的な知識や操作方法等に加え、Parrot Free Flight7アプリを用いたLTE上空利用の利用方法をレクチャーする「ANAFI Ai マスター講習」を受講できる。また、購入した機体に何か問題があった場合に、翌営業日に代替機を発送する「先出しセンドバック」サービスや、DIPS2.0のアカウント取得から最初の飛行計画通報までを支援する「DIPS2.0申請サポート」、補助金を活用して購入した場合に行政書士や中小企業診断士を紹介可能な「補助金サポート」も用意する。
さらに、お試しで利用したい場合や特定の時期だけ利用したい場合のレンタルにも対応。レンタルにはNTTドコモが提供するLTE上空利用SIMが含まれる。
「ANAFI Ai」の価格(税別)は、機体本体が545,000円、リモートID発信機セットが30,000円。オプションとして、ANAFI Aiマスター講習が100,000円(3名まで同料金)、ANAFI Aiマスター講習(1名ごと追加料金)が20,000円、先出しセンドバック(1台/年)が80,000円、DIPS2.0申請サポートが29,800円、補助金サポートは別途見積り。レンタル価格は、14日間が150,000円、30日間が250,000円、90日間が400,000円。
また、同時に発売する「ANAFI USA」は、米国政府機関向けに開発され、セキュリティ対策に優れたドローン。赤外線カメラ搭載により火災現場や捜索作業における業務を支援可能。防水防塵に対応する(IP53)。電源オンから1分以内に離陸可能。「ANAFI Ai」と同様に、ANAFI USA マスター講習、先出しセンドバック、DIPS2.0申請サポート、補助金サポートのオプションを用意し、レンタルにも対応する。
「ANAFI USA」の価格(税別)は、機体本体が1,000,000円、リモートID発信機セットが30,000円。オプション価格は「ANAFI Ai」と共通。レンタル価格は、14日間が200,000円、30日間が300,000円、90日間が600,000円。