Tanéは1月27日、Web3領域に特化したインキュベーター事業を開始することを発表した。また、DEEPCORE、XTech Ventures、DeNA、B Dash Venturesおよび個人投資家らを引受先とした第三者割当増資を行い、約10億円の資金調達を完了したとのことだ。

同社は東京、ニューヨーク、ドバイの3拠点を中心に事業を行い、ブロックチェーン技術を活用したWeb3事業を手掛けるプレシードからアーリーステージのスタートアップまたはプロジェクトへ出資を行う。

基本的には、SAFT(Simple Agreement for Future Token)を通じてトークンへの投資を行うようだ。SAFTとは将来発行する予定のトークンを獲得する権利の担保と引き換えに投資を受ける契約。Web3領域における資金調達では主流な手法となっているという。

なお、将来的にトークン発行を予定している場合には株式による投資も行うとしている。投資資金は5万米ドルから50万米ドルで、トークンの1%から5%の取得を目指す。

  • Tanéの投資スキーム

    Tanéの投資スキーム

主な投資領域は、レイヤー1およびレイヤー2のブロックチェーン、プライバシー、クロスチェーンソリューション、セキュリティ、コンシューマーアプリケーション×トークノミクス、DAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自立組織)、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)、DeFi(Decentralized Finance:分散型金融)などだ。