日立ソリューションズ・クリエイトは1月26日、昨年4月に提供を開始した「仮想オフィスサービス」において、利用者がMicrosoft Teamsとの使い分けを意識する必要がなくコミュニケーションを活性化できる「Microsoft Teams チャット連携機能」と、同サービスの利用状況を手軽に確認できる「Power BI連携機能」を追加し、提供することを発表した。

  • 「Microsoft Teams チャット連携機能」画面イメージ

    「Microsoft Teams チャット連携機能」画面イメージ

同サービスでは従来、クラウド上にMicrosoft Teamsと自動連携した仮想オフィス空間を提供し、出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークにより、社員同士が離れて働く環境でもコミュニケーション活性化を図り、社員が一体感をもって働くことをサポートしてきた。しかし、ユーザーから「Microsoft Teams と同サービス内のチャットの使い分けを意識してしまう」「同サービスの利用定着を図るため、利用状況を把握できないか」といった声が寄せられたことから、この課題を解決する2つの機能を開発し、順次提供する。

第1弾として、離れて働く社員間のよりスムーズなコミュニケーションを実現する「Microsoft Teams チャット連携機能」を国内の主要ベンダーに先駆け提供する。同サービス画面内に、Microsoft Teamsとやり取りができるチャット画面を用意し、同サービス内のチャットに入力した情報を瞬時にMicrosoft Teamsチャットに反映する。これによりユーザーは、相手が利用しているのが仮想オフィスなのかMicrosoft Teamsなのかを意識することなく会話ができるため、使い分けを意識する必要がなくなるという。

第2弾では、簡単に社内の利用状況を確認でき、ユーザー自身による効果測定を可能にする「Power BI連携機能」を提供する。BIツール(Power BI)を活用して同サービスの主な機能の利用率やその推移をグラフで表示する。ユーザー自身で部署や期間の絞り込みも可能なほか、タイムリーかつ簡単に利用状況を確認できるため、コミュニケーションの改善状況の把握や改善策の検討に活用できる。

  • 「Power BI連携機能」画面イメージ

    「Power BI連携機能」画面イメージ

これら2つの機能により、ユーザーの利便性をさらに向上させるとともに、利用状況を踏まえた効果的な対策を可能とすることでカスタマーサクセスを実現し、ハイブリッドワーク下でコミュニケーションに課題を持つ企業への導入・利用促進と定着化を支援するとしている。

提供開始日は、「Microsoft Teams チャット連携機能」が2月13日、「Power BI連携機能」が4月10日を予定している。