Microsoftは2023年1月25日(米国時間)、Windows 11 Insider ProgramのDevチャネル向けに最新のビルドとなる「Windows 11 Insider Preview Build 25284」をリリースした。このビルドではサードパーティ製のウィジェットの作成がサポートされたほか、既知の問題の修正が行われている。

2022年11月にリリースされたWindowsアプリ開発者向けツールの「Windows App SDK 1.2」では、サードパーティの開発者が、自前のアプリケーションのウィジェットを作成できるようになった。Windows 11 Build 25284ではウィジェット機能が最新化され、このサードパーティ製ウィジェットをウィジェットボードに正式に追加可能になっている。これに伴い、MicrosoftはMessangerアプリのウィジェットのプレビュー版を公開し、新しいウィジェットボードに追加する様子を紹介している。

  • 新しいウィジェットボードにMessengerウィジェットを追加した例(引用:Windows Insider Blog)

    新しいウィジェットボードにMessengerウィジェットを追加した例 引用:Windows Insider Blog

Build 25284ではそのほかに、新しいタスクバーの検索ボックスでexplorer.exeがクラッシュする問題や、非表示アイコンのフライアウトが右クリックで閉じられてしまう問題など、既知の問題が修正されている。これらの修正は、今後のWindows 11のサービス更新プログラムに組み込まれる可能性がある。

Build 25284はWindows 11 Insider ProgramのDevチャネルに登録しているユーザーが利用することができる。ただし、Arm64デバイスではスリープ/休止状態からの再開時にブートロゴの段階で停止するという既知の問題があるため、現時点ではBuild 25284はArm64デバイス向けには提供されていない。