PwCコンサルティングは1月23日、恒常的なテレワークを前提とし、離島を含めて鹿児島県で暮らしながら同社のデジタル人材(正社員)として働ける制度を新設し、2023年内に30名を目標とした採用活動を同日から開始したと発表した。同社で人材育成を行うため、デジタル関連の業務が未経験であっても体系的な研修(2~3カ月)の受講などを通して、早期にスキルを身に付けることを条件に採用対象となる。

継続的な努力により高いパフォーマンスを発揮できるようになった人材は、本人が希望すればコンサルタントに職種転換を行い、コンサルタント同様の待遇で活躍できる仕組みだという。また管理職への昇進も可能。同社がこうした新たな制度により、地方で採用活動を行うのは初めてとなっている。

採用区分の名称は「ITソリューションスペシャリスト(ITSS)」。同社のデジタル人材(正社員)として、クライアントの業務・デジタル変革を担っている同社コンサルタントのサポートをすることがメイン業務となる。

年収は350万円からで、「SAP関連プロジェクトに携わった経験」「コンサルティングファーム出身者」「SIer(システムインテグレータ)出身者」「事業会社のシステム部門出身者」「ビジネスレベルの英語力」を歓迎条件としている。

同日より人材募集を開始し、早ければ2023年4月から順次雇用開始を目指す。