エン・ジャパンが運営するエン転職は1月20日、12,171名のユーザーを対象に実施した「デジタル給与」についてアンケートの結果を発表した。

「給与を『〇〇ペイ』などデジタルマネーで受け取ることができる『デジタル給与』が、来年度から解禁される見込みですが、内容をご存知ですか?」と聞いた質問では、「知っている」と回答した人は48%、「知らない」と回答した人は52%で、「知らない」と回答した人の方が多いという結果に。

  • 給与を『〇〇ペイ』などデジタルマネーで受け取ることができる「デジタル給与」が、来年から解禁される見込みですが、内容をご存知ですか? 引用:エン転職

また「給与口座から『〇〇ペイ』へのチャージが不要になったり、手数料が減るなどメリットがある『デジタル給与』が解禁された場合、利用したいですか?」と聞くと、「利用したい」と回答した人は19%にとどまる結果となり、「利用したくない」と回答した人の方が圧倒的に多いという結果となった。また「わからない」「その他」も25%と「利用したい」という声を上回った。

  • 給与口座から『〇〇ペイ』へのチャージが不要になったり、手数料が減るなどメリットがある『デジタル給与』が解禁された場合、利用したいですか? 引用:エン転職

「利用したくない」と回答した人の意見としては、「田舎では、現金のみでの決済の店が多いから」「これだけ災害が多い国で、停電時に全く使えなくなるデジタルにこだわることに対して懸念がある」「財産管理が面倒になるのではないかと感じる」「本人以外の親族が引き出しなどができない。本人が突然重病になった時、携帯やPC、銀行の暗証番号が分からないと引き出しできない」といった声が寄せられた。

また「わからない」「その他」と回答した人からは、「始まったばかりのシステムはバグや問題が発生しやすいこともあるため、ある程度レビューを見てから使用したい」「家族の希望なども考慮する必要があるため」「今の経営者の年代を考えると導入される可能性は低そうだから」「実際あまり賛成ではないけれど、企業側がそうなっていけば従うと思う」といった意見が集まる結果となっている。